今回は、数年後にはカナダグースを超える人気になるかもしれないロシア製の最強ダウンブランド、ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)のダウンをメンズ・レディースの着こなしやコーディネートを交えてご紹介いたします!
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)とは
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)は2013年にKsenia Chilingarov(クセニヤ・チリンガロフ)が創業した本格派ダウンブランドです。クセニアの父(アルトゥール・チリンガロフ)はロシアの極地探検家・科学者で、北極探検隊の功績が評価され、ロシア連邦政府から市民に授与される最高の栄誉である英雄の称号を受けました。ソ連時代にも英雄の称号を受賞(南極探検での功績を称して)しており、2007年にロシアの有人潜水艦ミールに乗船し、北極点の海底を世界で初めて探査し、北極点の海底にロシアの国旗を設置するなど、様々な功績を残しました。
↑チリンガロフ親子
アークティックエクスプローラーのブランドロゴには北極の凍結した海など氷で覆われた水域を航行する「砕氷船(さいひょうせん)」をモチーフにデザインされています。このブランドロゴのデザインは、クセニアの父に対する尊敬の想いが込められているのかもしれません。
北極探検隊の防寒着を作る確かな実力
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)のダウンジャケットは、-30度まで対応する防寒性や防水・耐久性に優れた高品質な素材を使用し、北極や南極などの極地でも着用可能なハイスペックな機能を備えています。
ARCTIC EXPLORERのダウンジャケットは全てロシア国内で生産され、これまで北極探検隊をサポートする防寒着を生産してきた様々なロシアのメーカーと協力してダウンを生産・開発しています。
カナダとロシアはどっちが寒いの?
カナダグースのダウンが最強ということで日本でも大流行していますが、カナダとロシアはどっちが寒いのか気になったので調べてみました。
カナダでも地域によって気温が違いますが、モントリオールやバンクーバーなどの大都市の最低気温は-15度前後と、北海道の札幌とほぼ同じぐらいだということが分かりました。ちなみに日本の最低気温の記録は北海道の旭川で-41度が1902年に観測されたそうです。
話は少し外れましたが、気になるロシアの気温ですが、モスクワやサンクトペテルブルク、エカテリンブルクなどの大都市の最低気温は-20度〜-46度と圧倒的にカナダより寒いことが分かります。
カナダでも極寒の場所に行くと-38度ぐらいになるそうですが、それでも大都市としてはロシアの方が圧倒的に寒いですね。ちなみに世界で一番寒い場所はロシアのオイミャコンで、1993年になんと-70度を記録したことがあるそうです!
ギア感とファッション性の絶妙なバランス
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)は北極でも着れる防寒着を生産してきたメーカーたちと協力してダウンジャケットを作っているというだけの事はあって、防寒性は心配の必要は全くありませんね!
街でも着れるようにファッション性を持たせてデザインされているARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)のダウンジャケットですが、極地での防寒性と実用性のスペックが搭載されているので、やっぱりギア感満載で良いですね!というのも、ロシアのモスクワでも真冬は-15度〜-30度にもなるので、必然的にギア感満載になるのかもしれません。
アークティックエクスプローラーのサイズ感
インポートブランドあるあるですが、サイズはズバリ、ワンサイズ下の小さいサイズを選ぶことをオススメいたします。ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)はロシアのブランドなので当然ながらサイズもロシアンサイズ。日本人よりも身長、体格の大きい方が多い欧米ブランドは日本の洋服よりも大きな作りになっています。中にスーツを着用したい方やビッグシルエットで着たい方は、普段着用されているサイズで購入すると良いかもしれません。
アークティックエクスプローラーのダウンでコーディネート
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)の設立は2013年ですが、日本で本格的に展開を始めたのは2018年の秋冬からということで、参考になる日本人のコーディネートや着こなしはまだまだ少ないようです。ということで、今回は本国ロシアの人たちの着こなしをメンズ、レディース交えてご紹介していきたいと思います!
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)のフード裏には特徴的な「RUSSIAN NORTH」の文字がプリントされたベルトが付いております。
こちらはSTORM PARKA(ストームパーカ)を着用。カーキカラーがかっこいい一着です。ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)の生地には防風性、防水性のある耐久性に優れたハイスペックな素材を使用しております。
ARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)のフードに取り付けられているファーは、ラクーン(アライグマ)のファーを使用。保温性が高いのはもちろん、ボリューム感があって見た目にも暖かい使用です。首元は毛足の長いフリース素材で内側もあったか。
綺麗な発色のグリーン。フードを被ると、さらに防寒製が高まります。
こちらもグリーンですがパステル調で爽やかな雰囲気。他のブランドにはあまり無い、カラフルなカラー展開も魅力です。
女性らしさを演出できるホワイトと、ビビットなレッドでコーディネート。写真のようにセントジェームスのボーダーのウエッソンなどを合わせてマリンな雰囲気に仕上げるのもオススメです。
ブルーを効かしたカモフラ柄が新鮮なUMI PARKA。
こちらはオーバーサイズ気味に羽織ってルーズな雰囲気を演出。今の日本のビッグシルエットスタイルにもハマる着こなしです。
デニムとワークブーツで王道アメカジスタイルにもぴったりです。
首元のスカーフがアクセントのカジュアルコーデ。足元にはダナーなどのワークブーツがオススメ。
人物がプリントされたTシャツが目を引くカジュアルコーデ。
ユニセックスで着れるダウンベスト。若干カナダグースのように見えますが、カラー展開はARCTIC EXPLORER(アークティックエクスプローラー)の方が豊富です。
短めのスカートにロングのレインブーツ。女性らしいレース使いのインナーと合わせるのもオススメ。
ビビッドな配色が難易度の高いコーディネート。発色の綺麗なイエローを生かした秀逸なコーディネートです。
よく見るとエルボーパッチが配備された、ギア感のある一枚。
こちらのモデルは現在販売されておりませんが、ぜひ復活させてもらいたいラグジュアリー感漂う逸品です。
2017年ー2018年のルックブックより
2018年ー2019年のルックブックより
いかがだったでしょうか?知名度はまだまだ低いブランドですが、セレクトショップなどで取り扱いが徐々に増えてきている注目のロシアンブランドです。カナダグースやピレネックス 、モンクレール、タトラス、ナンガ、デサント、ウールリッチ、デュベティカ、etc…などなど様々なダウンブランドがございますが、極寒の地ロシアで生まれ、北極探検隊にもダウンを提供するハイスペックなモデルを展開するARCTIC EXPLORERは今後、大人気になる可能性を秘めているブランドと言っても過言では無いでしょう。人とあまり被りたく無い方は要チェックのブランドです!
まだまだ取り扱い店舗は少ないですが、ご購入は正規取扱店のセレクトショップ「アークネッツ」さんがオススメです。
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